睡眠薬・抗不安薬の適正使用について講演します

10月23日、院長が睡眠薬・抗不安薬の適性使用についての講演を行います。

不眠や不安に使われることの多い両剤ですが、根本的な治療にはつながりにくく、依存性などの問題も考えながら使う必要があります。そこで、両剤を開始するに当たって、あるいは中止していくに当たって、どのようなストラテジーをとればよいのか、それを提言した「睡眠薬・抗不安薬のエキスパートコンセンサス」の内容を噛み砕いてご紹介するのが本発表の趣旨になります。薬物療法のみならず、睡眠衛生教育、不眠症の認知行動療法、患者・医師の共同意思決定などについても紹介する予定です。

個人的に意識したいのは、ただ単に短期的に不眠を呈していることと、不眠「症」の状態であることの違い、特に認知・行動的な問題が引き起こす慢性的な不眠「症」の成り立ちです。院長自身、睡眠薬や抗不安薬を一時的には使用しても、できれば減量・中止していきたいと考えており、今回勉強した内容を今後の臨床に生かしていきたいと思っています。

講演は専門家限定を対象としてものになりますが、診療の中でも内容を紹介していきたいと思います。